その日のために知っておきたいこと
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故人様を綺麗に送り出しすために
湯灌とは、古くは平安時代より葬送儀式のなかのひとつの儀式として執り行われてきた、寿命をまっとうされた故人様の生前の苦しみや悲しみを洗い清め来世での高徳を願う儀式です。近年では、グリーフ(悲観)ケアという言葉を聞きます。故人様を洗い清める以外に、家族の方の深い悲しみを和らげるためにも湯灌の意義は今まで以上に大きな役割を担っています。湯灌サービスは、故人様の尊厳を守り、家族の方が「葬儀・告別式では大勢の方とご面会する。だからこそ、綺麗にして送り出してあげたい」という想いを形にするお手伝いをさせていただきます。
湯灌サービスは、次の①~④の工程に加え、メイクサービスの①~④までを執り行います。
ご家族の方に集まっていただき、ひとりひとり、故人様のお体にお湯を掛けていただきます。大変にお世話になった故人様にお礼の意味を込めて、ご家族の皆様にご参加をお願いしております。
シャンプー、顔そり(髪そり)爪きり等のご洗体を行います。熟練したスタッフが丁寧に対応いたします。
※病院で行われる死後の処置はアルコールによる清拭等になり、湯灌の儀式とは異なります。
生前と変わらぬ対応で、温水を使用し全身を洗い流します。その後、くまなく体を拭き上げていきます。
故人様の生前の労をねぎらい、ご家族様には温かいタオルでお顔を拭いていただきます。
メイクサービスは、次の①~④の工程を行います。
男性はお髭を、女性は産毛をお剃りし、清めさせていただきます。メイクサービスの場合は、ドライシャンプーおよび清拭をいたします。
白装束やご用意いただいた洋服等にお召しかえします。また、点滴や注射痕の止血等のお体のお手当て、耳・鼻・口の詰め綿処置を施します。
お体の状態に合わせ、できるかぎり自然な仕上がりにお化粧いたします。安らかな旅立ちを願いながら、故人様へ足袋・手甲・脚絆・六文銭などを着けていただきます。
ご家族のお手を借りて、故人様にお棺の中でお休みいただきます。副葬品等もお棺にお入れいたします。